ジャニーズ「WAになっておどろうプロジェクト」始動。RADWIMPSは「Mステ」のために新曲を制作

テレビ朝日系の音楽番組「ミュージックステーション」(金曜午後9:00)では、昨今の新型コロナウィルスの状況を受け、「みんなが家で踊って楽しめるダンス」をコンセプトに、毎週1組のジャニーズ事務所所属タレントたちがVTRで出演し、視聴者に笑顔とダンスを届ける「WAになっておどろうプロジェクト」を5月8日からスタートする。

テーマ曲となるのは、V6が1997年にリリースした大ヒット曲「WAになっておどろう」。キャッチーで耳慣れたメロディーと明るい歌詞で大人気を博した同曲を、誰でも自宅で踊りやすい振り付けに変更して紹介する。

このプロジェクトの振り付けを担当するのは、嵐の「One Love」や、話題の“ジャニーズ手洗い動画”の振り付けを手掛けた屋良朝幸。「老若男女が踊れて」「運動不足解消になるような」「マンションなどでも下の階を気にせずに踊れる騒音の少ない」振り付けを屋良に依頼し考案されたダンスを、ジャニーズのアイドルたちが踊っていく。さらに、曲の後奏には出演者それぞれが振り付けを考える、自由演技の部分もあるという。

屋良は「『WAになっておどろう』というすごい名曲に振り付けをさせていただき、とてもうれしいです。この企画が、いろんな人とつながっているという意味でも、この外出自粛の中、皆さんにとって大事なコンテンツになればいいなと思います」とコメント。

さらに「ダンスの経験がなくても踊れる振り付けになっていますので、『あぁ、ダンスちょっと苦手だな』という方にもぜひ覚えてもらって、ご家族みんなで、家で1人の人も、誰かと一緒に踊ってるという意識を持って踊っていただけたら! 人になかなか会えないこの状況はすごく寂しいと思うので、この踊りを覚えてぜひ一緒に楽しみましょう!」とアピールした。

なお、5月8日の放送には、小沢健二、ゴスペラーズ、スガシカオ、Superfly、Toshl、RADWIMPSが出演する。

RADWIMPSは、今回の出演のために新しい楽曲「新世界」を制作。野田洋次郎は「最初にお話をいただいた時、みんなが前を向けるような曲を作ろうと思い、制作を始めました。ですが、段々とそれだけでいいのかと違和感が生まれていきました。COVID-19は僕たちからたくさんのものを奪っていったと同時に、たくさんの気付きも与えてくれています。日常がいつか戻ってきたとして、それは今までとは違う新しい世界なんだと思います。企業や社会の仕組み、教育現場、政治のあり方。これからを生きる僕たちが、どんな世界にしていくのか。みんなが想像し、創造できるようにと願って作りました」と制作秘話を明かす。放送直前まで細かな作業を続け、楽曲を完成させるつもりだという野田は「(5月4日現在)まだ完成もしていない曲なので、(8日に披露するのが)不思議な気持ちです。希望をたくさん込めて、歌います」と意気込みを語っている。

© 株式会社東京ニュース通信社