【2010-2019インハイ・選手権 優秀選手】最も多く選出された高校は⁉サッカー全国大会10年史

夏のインターハイと冬の選手権。優秀選手が最も多く選出された高校はどこなのでしょうか?
2010年度から2019年度までの10年間のデータをまとめました。

データ集計:ジュニアサッカーNEWS独自集計による。
過去データ参照サイト:ジュニアサッカーNEWS、JFA、ゲキサカ

CONTENTS
優秀選手最多選出人数 学校別総合ベスト10
【ポジション別集計】「得点に絡む選手」「堅守が光る選手」選出の傾向は?
【学年別集計】1,2年生選出選手の中には後のJリーガーや日本代表選手も
最後に

優秀選手最多選出人数

学校別総合ベスト10

2010年度から2019年度の10年間の夏、冬ふたつの全国大会で最も多くの優秀選手が選出された高校は青森山田高校でした。選出人数の多さもさることながら、インターハイでは2010、2012、2013、2014、2016、2017、2018、2019年度と最多の8大会、選手権ではなんと10年連続で優秀選手が選出されています。

この中からは、2010年度 インターハイ、選手権で優秀選手に選出された柴崎岳選手(デポルティーボ・ラ・コルーニャ/日本代表)をはじめ、2018年度 インターハイ、2018、2017年度 選手権にて選出の檀崎竜孔選手(現コンサドーレ札幌)、2019、2018年度 選手権にて選出の武田英寿選手(現浦和レッズ)などプロサッカー選手も多数輩出されました。

6位~10位はこちら

インターハイ優秀選手

選出人数ベスト10

高校サッカー選手権大会 優秀選手

選出人数ベスト10

【ポジション別集計】「得点に絡む選手」「堅守が光る選手」選出の傾向は?

次にどのポジションが多く選ばれているかを見てみました。

フィールドプレーヤー部門

それぞれのポジションの10年間の合計を見るとインターハイ、選手権ともに最多はMF、次に多いのはインターハイがFW、選手権はDFと分かれました。
「得点に絡む選手」が注目を集める中、「堅守が光る選手」も評価されていることが分かります。

ゴールキーパー部門

ゴールキーパーは毎年3名〜4名選出されていますが、2014年度インターハイは大会3位の前橋育英高校から当時の3年生 吉田舜選手(現大分トリニータ)1名のみの選出でした。同年選手権では前橋育英高校は準優勝、吉田選手は優秀選手GK3名のうちの1人にも選ばれています。

2014年~2010年はこちら

ポジション別 優秀選手選出人数

高校サッカー選手権大会

2014年~2010年はこちら

【学年別集計】1,2年生選出選手の中には後のJリーガーや日本代表選手も

優秀選手は3年生を中心に選出されていますが、過去10年間で、インターハイでは2年生が56名、1年生が5名、選手権では2年生が53名、1年生が12名選出され、脚光を浴びました。

2年生で優秀選手に選ばれた選手の中には、日本代表の浅野琢磨選手(当時四中工/現パルチザン・ベオグラード)の名前も。浅野選手は2011年度、インターハイと選手権の2大会で優秀選手を受賞。選手権では2年生ながら史上4人目となる初戦から決勝までの全試合で得点をあげる快挙を達成し、得点王に輝きました。最終学年の2012年度 選手権でも優秀選手に選ばれています。

優秀選手選出人数 学年別

インターハイ

2014年~2010年はこちら

優秀選手選出人数 学年別

高校サッカー選手権大会

2019年度インターハイ優勝が記憶に新しい桐光学園。同年の優秀選手に選ばれた西川潤選手(現セレッソ大阪)も2018年度 選手権で2年生の時から優秀選手に選ばれています。

1年生から目覚ましい活躍を見せる選手も。

現ヴァンフォーレ甲府所属の宮崎純真選手(当時山梨学院)は2016年度 選手権で優秀選手に選ばれました。2018年、3年生の時も山梨学院インターハイ優勝メンバーとして活躍、同大会でも優秀選手に選出されました。

現湘南ベルマーレ所属の岩崎悠人選手(当時京都橘)は2014年度 選手権で優秀選手を受賞。2016年、3年生の時の選手権で京都橘は1回戦で敗退するも、岩崎選手は優秀選手に選ばれています。

優秀選手選出人数 学年別

高校サッカー選手権大会

2014年~2010年はこちら

データ集計:ジュニアサッカーNEWS独自集計による。

参照サイト:ジュニアサッカーNEWS、JFA、ゲキサカ

最後に

高校年代の2大全国大会、インターハイと選手権で選出された優秀選手の人数を2010年度から2019年度の10年間に渡り調査しました。

この10年間で選出された優秀選手の中からはJリーガーや日本代表選手が誕生し、現在も活躍しています。

小学生・中学生の皆さんは今この期間に目指す高校の過去の優秀選手の人数や、どんな選手がいたのかなど、調べてみるのも良さそうですね。

2020年度のインターハイはコロナウィルス感染拡大の影響で中止を余儀なくされてしまい、選手の皆さんの気持ちを考えると胸が締め付けられる思いです。

1日も早く事態が収束し、皆さんのグラウンドでの活躍が見られる日がくることを祈っています。

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