【新型コロナ】水道料金減免、子どもたちに花 コロナ対策で愛川町

愛川町役場

 神奈川県愛川町は7日、新型コロナウイルスの緊急対策を発表した。水道料金の減免や準要保護世帯への現金支給、子どもたちへの花のプレゼントなどに取り組む。8日開会の町議会臨時議会に、関連経費約2億4300万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を提出する。

 水道料金は町営水道の契約者を対象に4カ月間、基本料金を50%減免する。外出自粛要請で家庭の水道使用量が増えていることに配慮した。家庭での昼食費も増えているため、生活保護世帯に準ずる準要保護世帯には小中学生1人当たり1万円を支給する。これとは別に一人親家庭(326世帯)にも一律2万円を支給する。

 子どもたちを元気づけるため、町内で育てたマーガレットやナデシコなどの鉢植えを登校日に届ける。小野澤豊町長は「子どもたちに元気が出るメッセージを添えたい」と話した。

 町内の中小企業・個人事業者向けの支援として、3~5月のいずれか1カ月、売り上げが前年同月比30%以上減った場合には一律20万円を給付する。

 財源は財政調整基金を活用するほか、6~8月に実施する特別職の給料減額分(10~20%)と町議の報酬減額分(10%)を充てる。

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