連休明け出社した人々から「もう働きたくない!」の声 家から出たくない人々が続出!?

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新型コロナウイルスの収束のメドも立たず、長引く外出自粛生活で、精神的にも疲弊し、経済的に困窮する人たちがあとを絶えません。

そんな状態のまま、5月7日の連休明けから、通常通りに職場への出勤が開始された社会人も多いようです。

それもそのはず、大企業やオンライン上でこなせる職種など、テレワークできる仕事は限られているからです。

「なんで私だけ仕事!? と思ったら、電車普通に混んでて笑った」

SNS上ではそんな声も多く、通勤時間あたりには「電車普通」のワードがトレンド入りしたほどです。

それでも、飲食業やエンタメ業などで壊滅的状態にある人間から見れば、この光景はまぶしく映るようです。

「仕事があるだけうらやましい。行けば給料がもらえるんでしょ?」

そんな投げやりな感想まで聞こえてきます。

では、連休明けでようやく出勤するようになった人たちは、どう思っているのでしょうか?

ストレスが溜まりやすい外出自粛生活や在宅勤務から、仕事の名の下に解放されるわけですから、テンションも少しは上がったかと思いきや、「仕事する気が起きない」「仕事を辞めたい」と全く真逆の現象が起こっていました。

どうやら、「重度の5月病」とも言える状態の人が増えているようなのです。

「家から出ない生活に慣れ過ぎて、一歩も外に出たくない気分になってしまった」

「せっかくテレワークで仕事の無駄を省けたのに、出社する意味を見出せない」

「国からお金もらえるなら、このまま仕事辞めたい。まったくやる気が起きない」

仕事をやりたくても、このコロナ禍で仕事が成立しない人から見れば、「ふざけるな!」と憤慨して当然の話です。

それでも、ずっと家にいたら人とも会えずに、遊びにも、飲みにも行けずにストレスが溜まる一方のはずです。

ところが、この長く続いた自粛生活で、意外にも「心地の良い生活」を手に入れた人が多かったようなのです。

「仕事はテレワークで余計なことが減った分、はかどって夕方には終わるし、早い時間から酒飲んで、オンラインで仲間同士で飲み会やゲームなんかして、朝まで楽しんでます」

さらに、意外にも、コロナ禍で交友関係が広がった人も多いようなのです。

「友達の友達から始まって、北海道から沖縄までどんどんオンラインで繋がって、ふだんなら出会えない遠方の美人やイケメン揃いのzoom飲み会は最高に楽しかったです」

また、人見知りでも案外、加工もアリのzoomなら話せるといった人たちも多く、毎日がちょっとしたお祭りのようにもなっているとも言います。

「この生活を変える方がつらい。現実の世界に戻りたくない…」

そんな人たちもいて、ついには、「仕事辞めて、ニートになります」といった者まで現れる始末です。

「もう働きたくない!」

そんな心の叫びが、連休明けの通勤電車のなかで、反響し合っているようです。(文◎編集部)

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