【新型コロナ】新たに1人死亡、3人感染 川崎市

川崎市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、川崎市は8日、感染が判明していた70代の女性が死亡した、と発表した。市内の死亡は15人目。院内感染が発生した川崎協同病院(同市川崎区)で一時期、陽性患者と同じ病棟に入院していた。院内感染で亡くなったのは3人目。

 女性は3月13日、体調不良で同病院に入院。4月28日に発熱し、5月1日に陽性と判明した。市内の別の病院に移って治療を続けたが、6日に死亡した。

 また、市内で新たに3人の感染が確認された。うち80代と90代の女性は同病院で院内感染した。いずれも一時期、陽性患者と同じ病室に入院していた。80代は中等症で、90代は重症。80代は2回の検査で陰性だったが、7日の3回目の検査で陽性と分かった。これで同病院での院内感染は計19人(うち職員は4人)となった。

 残りの1人は宮前区の50代男性で、都内の会社に4月24日まで電車で通勤していたという。

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