ハウステンボス 16日から一部営業再開へ 長崎県内在住者限定

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休業している長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は8日、県内在住者限定で、16日から一部施設で営業を再開すると発表した。入場の際、身分証明書の提示やマスク着用を求める。2週間以内に県境を越える移動や発熱などの症状があった人は入場できない。
 HTBは4月6日から休業中。緊急事態宣言が延長され、県がテーマパークに対し県外からの訪問客を抑制するよう求めたことなどを考慮した。県内在住者限定は31日まで。今後の状況を見て全面再開日を慎重に判断する。
 営業は「バラ祭」「大ピカソ展」が開催中のエリアやテークアウトができる飲食店など一部に限定。時間は午前9時~午後5時に短縮する。料金は中学生以上は千円、小学生500円、未就学児無料と大幅に値下げする。
 担当者は「バラがきれいに咲いている。大変な状況だが、少しでも心を休めてほしい」としている。

 


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