医療従事者へ 児童から届いたエール 長崎大学病院

長崎精道小1年生が描いた医師らを応援する絵とメッセージ(同校提供)

 新型コロナウイルス感染症の治療に携わる医療従事者を応援しようと、長崎精道小(長崎市三原2丁目)の1年生女子児童15人が、医師らが働く絵などを描いてメッセージを添え、長崎大学病院(同市坂本1丁目)に届けた。同校の牧山涼子校長は「子どもらしい思いが表れている。少しでも励みになれば」と話している。
 大学病院には、長崎市に停泊中に集団感染が発生したクルーズ船の陽性患者が入院している。「頑張っているお医者さんたちに絵で思いを届けよう」と、入学間もない15人が道徳の時間を利用して一生懸命に描いた。教師がそれぞれの絵をA1サイズの模造紙2枚に貼りつけ、校内の放課後児童クラブの上級生が仕上げを手伝った。
 医師が患者に聴診器を当てている姿や、明るい表情の看護師らの絵が並び「ころなういるすにかかっているひとをなおしてください。おいのりしておきます」「がんばってください」などのメッセージがつづられている。
 牧山校長が知人を通じて寄贈を打診し、7日に大学病院に届けた。大学病院では8日、医師らが贈られた絵を囲んで写真を撮った。2枚の絵は額に入れて感染症病棟に掲示する予定。


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