休日返上で作業 国の10万円給付 南島原市

休日返上で申請書などの封入作業をする市職員=南島原市役所西有家庁舎

 長崎県南島原市は9日、新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策で国が全国民に一律10万円を配る「特別定額給付金」の申請書送付に向けた準備作業を始めた。
 国の補正予算成立などを受け、一日も早く各世帯に給付金を届けようと職員30人が休日返上で作業。マスクを着用、密集防止のため作業場の間隔を空けて申請書や記載例、返信用封筒の封入をした。
 地域づくり課の森塚光明さん(49)は「新型コロナの影響で家計は困難な状況にあり、速やかな給付に努めたい。高齢者などは特別定額給付金を装った詐欺には十分、注意してほしい」と語った。
 10日も作業し、11日に市内約1万8800世帯へ申請書を発送。各世帯から返送された申請書を確認後、28日から給付を開始する。

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