手作り布マスク 200枚を五島市に シルバー人材センター

野口市長(左)に手作りマスクを手渡す市シルバー人材センターの会員=五島市役所

 五島市シルバー人材センター(野口助好理事長)が8日、女性会員8人が製作した布マスク200枚を同市に寄贈した。
 同センターの会員は約230人。普段は、高齢者を対象に部屋の清掃やごみ出しなどを支援するワンコインサービス、衣類や家具を修繕するリサイクル事業などに取り組んでいる。
 マスクは、リサイクル事業で寄せられた衣類の生地を再利用。耳に掛けるゴムひもは、手に入りにくくなっているため、ストッキングを細く切って代用した。市へ寄贈した分以外にも、既に市内の高齢者や妊婦、福祉施設などに計700枚余りを配布した。
 8日は野口理事長ら4人が市役所を訪れ、野口市太郎市長にマスクを贈呈。製作に当たった会員の赤瀬律子さん(74)は「このマスクで、しっかり健康管理をしてほしい」と話した。市は、ミニデイサービス事業を利用する高齢者らに配る予定。

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