GW期間 長崎県内交通事故6割減 外出自粛影響、交通量も半減

 大型連休中に長崎県内で発生した交通事故の件数が過去5年間の平均と比べて約6割減少し、市街地の交通量も例年と比べてほぼ半減していたことが10日までに、県警のまとめで分かった。県警は「県外移動をはじめ外出自粛要請の効果で交通量が減少し、事故も抑制された」と分析している。
 県警交通企画課によると4月29日から5月5日までの間、県内の交通事故は26件(前年比11件減)、死者0人(同2人減)、負傷者31人(同21人減)だった。同期間における過去5年平均の発生件数は62.2件、負傷者85.8人で、今年はそれぞれ約6割減った。
 また県警交通規制課が長崎、諫早、佐世保の国道3地点の12時間交通量(5月3日午前7時~午後7時)を調査した結果によると、それぞれ過去3年間の平均交通量を100%とした場合、長崎市五島町53.6%、諫早市小船越町57.4%、佐世保市針尾東町56.3%となり、いずれもほぼ半減していた。
 県警は「学校が再開するなど、交通量が多い時間帯や人の流れが今までと変化することが予想される。ドライバーは用心してハンドルを握ってほしい」と呼び掛けている。

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