運輸取り扱い減収 JR九州 長崎、佐世保両駅 2019年度

 JR九州が11日発表した2019年度の切符や定期券などの売上高に当たる駅別の運輸取り扱い収入(上位20駅)によると、長崎駅は前年度比6.7%減の40億7千万円だった。同社管内では8位で、前年度から一つ下がった。
 同社は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う「長崎ランタンフェスティバル」の来場者の大幅減などが響いたのではないかとしている。佐世保駅は同6.3%減の18億4400万円で17位。前年度19位の諫早駅は上位20位から外れた。1位は博多駅で330億4500万円。2位は鹿児島中央駅、3位は熊本駅だった。
 また、同社の青柳俊彦社長は同日の会見で、長崎駅の新駅ビルの開発計画について「今のところ変えていない」とした。一方、新型コロナの影響で大幅な減収が長期的に続いた場合、規模などを再検討する可能性もあるとの認識を示した。

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