ベッテルがフェラーリF1離脱を決断か。契約延長交渉が決裂との報道

 セバスチャン・ベッテルが2020年末でフェラーリから離脱する決断をしたとドイツのメディアが報じている。

『Auto Motor und Sport』と『Bild』が5月12日、ベッテルは契約延長をしないことを決めたと伝えた。4度のF1チャンピオンであるベッテルは、フェラーリとの現契約が2020年末で切れるため、チームと来年以降の契約について交渉を行っていた。しかしイタリアメディアは、チームは1年契約および大幅なサラリー減額というオファーを行い、ベッテルが難色を示していると報道していた。

『Bild』は、正式発表は12日にも行われる見通しであると伝えている。

 ベッテルにはルノーとマクラーレンがオファーを行っているという話がある。一方、フェラーリにとってベッテルの後任候補として有力なのは、マクラーレンのカルロス・サインツJr.とルノーのダニエル・リカルドであると考えられている。

 ベッテルは2015年にフェラーリに加入、子供のころから憧れてきたチームでタイトルを獲得することを目指してきたが、ここまでのところその目標を達成していない。

F1バルセロナテスト セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

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