日本の有名観光地を舞台にしたおすすめ映画5選!東京や京都などが登場

街中で見かけたポスターやテレビの画面に映る見知らぬ土地の風景に心を躍らせ、いつか自分も行ってみたいと思ったことはありませんか?今回は家にいながら日本を旅行した気分になれるおすすめの映画をご紹介いたします。

海街dairy

「万引き家族」で第71回カンヌ国際映画祭パルムドール賞に輝いた是枝裕和監督による作品。ある日、鎌倉で暮らす三姉妹の元に15年前に自分たちを捨てた父の訃報が届きます。姉妹は葬儀の場で初めて腹違いの妹すずに出会い、4姉妹は鎌倉で共同生活を始めます。
ストーリーの面白さや登場人物の表情にも引き込まれますが、ライターが特に気に入っているのは家族で食卓を囲んだり、浴衣を着て花火大会に行ったりという日本らしい日常の風景。
海辺の街のゆったりした空気感の中で、4人が本当の家族になっていく様子に癒されます。

撮影が行われた鎌倉市の日本家屋(非公開)

SAYURI

1997年アメリカで出版され、世界的ヒットとなった小説「さゆり」を原作に、2005年アメリカで映画化されました。貧しい漁村で生まれ、9歳で花街に売られた少女さゆりが厳しい環境の中で一人前の芸者として成長していくまでのストーリーです。
この作品は、いつか京都へ行きたいと思っている人におすすめ!劇中にはどこまでも続く真っ赤な鳥居(神社入り口の門)が印象的な伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)や、嵯峨野の竹林の小径(ちくりんのこみち)、平安神宮など京都の人気観光スポットが登場します。ライター自身も歩いたことのある風景に、京都を旅したい気持ちが高まりました。

さくらん

幼い頃に吉原(江戸幕府(政府)公認の遊郭)に身売りされたきよ葉が、吉原という特殊な世界でもがき苦しみ葛藤を続けながらもたくましく生きていく姿を描いた作品で、安野モヨコの同名漫画が原作となっています。
ライター自身、花魁の映画というと暗い世界観を想像していたのですが、この映画は世界的な写真家・蜷川実花が監督を務めただけあって、圧倒されるほどビビットな映像美!
花魁という華やかな見た目と、その裏にあるドロドロとした世界を見事にえぐり出しています。映画の撮影は、北海道にある「登別伊達時代村(のぼりべつだてじだいむら)」で行われました。また、映画のラストを飾るシーンが撮影されたのは埼玉県にある幸手権現堂桜堤(さってごんげんどうさくらつつみ)。春になると桜と菜の花の名所として有名で、春に薄ピンク色の桜と黄色い菜の花が美しく咲き乱れる様子は感動ものです!機会があればぜひ訪れてみてくださいね。

ラストサムライ

2003年に公開されたハリウッド映画「ラストサムライ」は、19世紀後半の明治維新(侍政治が終わるきっかけとなった革命)の直後、押し寄せる近代化の波に翻弄されながらも潔く行きていく侍たちの生き様を描いたエンターテイメント作品でクライマックスの戦闘シーンは圧巻。ライターも、甲冑(かっちゅう・侍の防具)を身に着けたトム・クルーズのカッコよさに驚きました!
大規模な撮影はアメリカのスタジオとニュージーランドで行われましたが、日本でも、兵庫県姫路市にある「書写山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)」や京都の「知恩院(ちおんいん)」男坂、長崎県九十九島(くじゅうくしま)などでロケが行われたんですよ。どのシーンが日本で撮影された場面なのか想像しながら観るのも楽しいですね。

ロスト・イン・トランスレーション

2003年に日米の合同で製作された映画。CM撮影のために東京にやってきた初老のハリウッドスターボブと、写真家の夫の付き添いで東京のホテルに滞在中のシャーロット。この二人が、異文化の中で孤独を抱えつつ交流するというストーリーです。
この映画を見てライターが感じたのは、男女、夫婦、友人など人間同士が互いに理解し合うことの難しさ。しかし東京を舞台にした二人の静かな交流に、かすかな希望や温かさも感じられます。作品の撮影はほとんどが東京で行われたため、二人が滞在している新宿のパークハイアットホテル以外にも、新宿歌舞伎町や渋谷のスクランブル交差点、ヨドバシカメラ新宿西口本店付近など、作品を見ながら東京の街並を楽しむことができますよ。

いかがでしたか?今回ご紹介した作品に登場した風景の中に気に入った場所があったらぜひ、実際に訪れてみてくださいね。

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