千曲市の長野県A・コープあんず店は、違法の花を販売していたとして自主回収すると発表しました。
販売されていた花は、あへん法で栽培や所持などが禁止されている「けしの一種」です。店によりますと、きのう11日、長野保健所から指摘があり、違法の花を販売していたことに気付いたということです。
県の薬事管理課によりますと、きのう午後、来店した住民から店舗に法令で禁止されている花が置いてあったと連絡があり、調査したところ、あへん法に抵触する「けしの一種」であることを確認し、店に自主回収を求めました。
店によりますと、花は生産者直売コーナーに3束陳列されていて、そのうち一束が今月9日の午前10時12分頃、2番レジで販売されたことがわかっています。販売価格は200円(消費税別)で、特徴は、ポピーに似た紫色の花だということです。
県の薬事管理課が店と生産者に聞き取り調査したところ、いずれも違法な品種であることに気付かず出荷、販売してしまったということです。今後、経緯などについて調べを進めるとしています。また、購入した方は、いち早く、店に連絡するよう呼びかけています。