米空母艦載機が離着陸訓練 14日から硫黄島

硫黄島で実施されている米艦載機の離着陸訓練

 在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)は12日、横須賀基地に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンの艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)を14日から6月10日までの間に硫黄島(東京都)で実施すると発表した。12日までに防衛省にも通告した。

 同司令部によると、硫黄島の悪天候により訓練が予定通りに完了しない場合、厚木基地(大和、綾瀬市)や横田基地(東京都福生市など)などの代替施設を使用する可能性がある。その際には、騒音など住民への影響を最小限にとどめるように努めるとしている。

 米軍側の通告を受け、県と厚木基地周辺9市の首長は同日、同基地で代替訓練を実施しないよう求める要請書を防衛相に送付。地元の大和、綾瀬の両市長は、外相と同基地司令官にも同様の要請書を送付した。

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