新型コロナウイルス関連倒産、百貨店の臨時休業などで売上急減した婦人靴卸の(有)フレンドリーが破産

 (有)フレンドリー(TSR企業コード:293832463、法人番号:4010402011490、港区六本木7-5-11、設立1980(昭和55)年8月4日、資本金400万円、松本勝郷社長)は5月1日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には樫谷典男弁護士(日比谷見附法律事務所、千代田区有楽町1-6-4、電話03-3595-2116)が選任された。
 負債総額は1億1076万円。

 婦人靴の卸販売を手がけていた。大手百貨店向けに販路を形成し、2001年7月期は売上高約3億5000万円をあげていた。
 しかし、同業との競争激化や百貨店の販売不振などから近年は厳しい業績を余儀なくされていた。こうしたなか今年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大から取引先の百貨店が臨時休業や時短営業したため、売上が急減し、事業継続を断念した。

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