伝統と格式の英国プレミアムブランド“ジャガー”
今回ご紹介するのは、英国紳士のような気品と、サラブレッドのような出で立ちが美しいジャガー XEです。
ご存じのように、ジャガーはイギリスの高級自動車メーカーで、その歴史はおよそ100年前の1922年にまで遡ります。
そんな、自動車の創成期から続くジャガーですが、2008年からはインドのタタモーターズ傘下となり、メーカーとして大きな変化を迎えます。
そんな中誕生したジャガー XEは、BMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ C クラスと同じDセグメントに分離されるミドルアッパーセダン。
SUVやミニバンが主流の日本ではあまり人気のあるクラスではありません。
だからこそ、人とは違った個性と満足感をお得に手にすることができます。
ジャガー XE 3つのドヤポイント
ドヤポイント その1:ほかのメーカーには無いジャガー独自の高級感
往年のジャガーというイメージとは異なるものの、いかにもスポーツサルーンらしいボディラインは、どのメーカーとも被りません。それでいて、近年押し出し感の強い顔立ちが好まれる中、開口部が大きすぎないグリルや、メッキパーツを多用していないところも好感が持てます。
高級感だけじゃなく個性が欲しいママさんにおすすめ!
ただ単に高級感だけを求めるのであれば、その選択肢はほぼ無限にあるといっても良いかもしれません。
日本ではあまり認知されていないジャガー XEですが、「良く知らないけどイイ車だ!」ということは多くの人に伝わることでしょう。
ドヤポイント その2:シャキッとしてるのに乗り心地の良いサスペンション
ジャガー XEが2015年に登場した際、話題となったのは、ボディの75%に軽量高剛性のアルミを使用していることでした。
また、リアサスペンションも新設計されたインテグラルリンクサスペンションを採用することで、タイヤがしっかりと路面を捉え、乗り心地が良くしなやかでありながら、シャキッとした安心感がある足に仕上がっています。
走ることが好きなパパさんにおすすめ!
乗り心地が良いとは言っても、往年のややアメ車寄りなテイストではありません。あくまでスポーツサルーンであるため、ある程度の固さは保っており、その分絶妙に締め上げられたハンドリングを楽しむことができます。
ドヤポイント その3:シンプルで先進的なインテリア
ジャガーのエントリークラスであるため、いわゆる豪華絢爛なインテリアではなく、シンプルでクリーンな印象で、必要な操作系があるべきところに配置され、初めて外車に乗る方でもそれほど違和感なく使うことができます。
▼ニュル最速!? のXEも
ギミック好きのパパさんにおすすめ!
シンプルでクリーンなインテリアと書きましたが、そこはジャガー。XEのシフトセレクターはレバーではなくダイヤル式!
さらにそのダイヤルは、エンジンONでせり上がり、エンジンOFFで自動的にパーキングになり格納されます。
ジャガー XEを買うなら注意してほしいポイント
今回のジャガー XEに限ったことではありませんが、外車を買う上で心配になるのが故障しやすいのではないかということでしょう。確かに、何もしなくてもほとんど不具合の起きない国産車とは違い、こまめなメンテナンスや点検は必要です。また、ユーザーが求めている価値観も違うため、ブレーキ鳴きがしやすいといった特徴もあります。
そのため、しっかりと保証の付いた中古車を選ぶのはもちろん、信頼できる販売店から購入することが大切です。しかし、ジャガー XEなら200前後の予算で保証付きの中古車を選ぶことができ、ジャガーらしくジェントルでありながらスポーティな感覚を楽しむことができます。
車は夢を与える存在であってほしい
今回ご紹介したXEは、一般的な乗用車と同じような感覚、さらに200万円前後という予算で、特別な時間を過ごすことができる数少ない1台。
車は生活の足であるだけじゃなく、ある時は夢を実現させる目標になり、心の奥からワクワクやドキドキを湧き立たせてくれる存在です。
自粛自粛で下を向きがちな今だからこそ、乗りたい車に乗る楽しさを想像してみてはいかがでしょうか。
[筆者:増田 真吾]