第1弾は中村憲剛選手 休校中の子どもたちへ 川崎ゆかりの著名人がエール動画

子どもたちにメッセージを送る、川崎フロンターレの中村選手(動画配信サイト「YouTube」の「川崎市チャンネル」より)

 川崎市は、臨時休校で通学できない子どもたちに、川崎ゆかりの著名人がエールを送る動画の配信を始めた。第1弾は、サッカーJ1川崎フロンターレの中村憲剛選手。今後も順次、動画を公開する予定。

 動画は1人当たり3~5分。出演者がコロナ禍での日々の過ごし方や、つらいことがあったときの乗り越え方なども語る。中村選手は「自分にとって成長できる日々だったと思えるように、一日一日を大切に過ごしてほしい」と呼び掛けている。

 市は、休校で自宅から出られずにつらい思いをしている子どもたちが、その時間を夢や可能性を育む機会と捉えられるよう、動画を企画。出演者本人や関係者に撮影してもらい、市のホームページと、動画配信サイト「YouTube(ユーチューブ)」の「川崎市チャンネル」で公開する。

 今後、「EXILE」の松本利夫さん、「三代目J SOUL BROTHERS」の今市隆二さん、バスケットボールBリーグ川崎ブレイブサンダースの篠山竜青、辻直人、藤井祐眞の3選手らの動画を公開する予定。さらにスポーツ選手やアーティストらと交渉しているという。福田紀彦市長は会見で「子どもたちが夢や次につなげていけるようなメッセージをいろいろな方にいただければ」と話した。

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