寂しさに悩む全ての「独女」に伝えたいこと

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独女――。独身女性がこう略されて呼ばれるようになった当時、独女は必ず「既婚女性」との対比にさらされてきました。そのまま当て字で「毒女」とも自虐的に書かれてきたシングルの女性たち。

統計では7人に1人が、生涯独女で過ごすとされています。ですが、これは現在の数字。これからは、生涯独女の女性が5人に1人まで増えると言われています。

■聞くだけで辛くなる「独女あるある」のバッシング

そして、独女でいることがあたかも「罪」「人として劣っている」かのように言われたのは、昔話ではありません。

頻度は減ってきたものの、古いメンタリティの人からは「35歳で未婚の人は何かがおかしい」と差別的に言われるからです。

そりゃ、日本人のほぼ100%がお見合い結婚していた時代に、あえて独女を選んだ先進的な女性は変わり者だったでしょう。でも、5人に1人を欠陥品扱いって、感性が古くない?

2020年はごく普通の女性が独女として生きていくのに、1970年代で脳みそが止まっている方がいらっしゃるのが、しんどいところです。

その他にも、

・結婚しないだけで、親が悩み始める・職場で子あり家庭の社員が残した仕事を押し付けられてモヤモヤ・「もったいない、美人なのに!」と言われて何だか不快になる

などなど、独女ならではのモヤモヤがたくさんたまっていくわけです。

独女はなぜ肩身が狭い?

では、なぜ独女だけこんな目に遭わされるのか。

それは、「人生のステータスが変わり続けること」が大人になる証だと信じさせられるからではないでしょうか。私たちは小学校、中学校、高校と進むように、未婚が既婚になるよう指導されます。既婚になったら次は子どもと、ステータスにはキリがありません。

そして、順調に道を歩んできた女性ほど、結婚という「次のステージ」を求め焦ります。また、結婚している女性が何となく「独女を心配するふりをしつつ安心する」のは、よくあるマウンティングです。

「あの子、美人だけど男を見る目が厳しいからね」「いつまでも若いつもりだから」「でも、友達だから心配してるんだよね」

と、独女を心配するテイで見下し、結婚した自分を肯定したい“既女”勢がいるわけです。

■独身じゃダメですか?

結婚したい。その焦りは、常に届きます。自分は欠陥品だから結婚できないんじゃないか、という不安が女性を駆り立てるのです。

でも、独身女性が結婚に焦るときは、いつだって「既婚者のクズ」がいることを忘れ、結婚そのものを勝手に神格化しています。

・不倫を持ち掛けてきたクズ・会社で他人の足ばかり引っ張るクズ・家族にDVを振るうクズ

など、さまざまなクズには既婚者もたくさんいるわけです。でも、結婚に焦る両目には、既婚クズが「なかったこと」とされていませんか。

日本の殺人事件って、過半数は親族間で起きているんですよ。夫が妻を殺し、妻が夫を殺めるこの国で、既婚が人として立派だなんて思ったら「私、正気か?」って、目を覚ましていただきたいんです。

■「結婚できないこと」に悩む女性へ伝えたいこと

と、既婚クズの存在を思い出していただいたところで、独女向けに自尊心を回復させるメソッドをお伝えします。

◇結婚するかもしれないし、しないかもしれないと考える

「結婚したい、したくない」で考えると、焦りが生まれます。そうではなくて、するかもしれないし、しないかもしれない……という、曖昧なポジションを認めましょう。無理に結婚することもないし、無理に独身でいる理由もないんですから。

◇老後に必要なお金を知っておく

結婚に焦る理由の1つは老後の不安です。でも、老後にいくら必要か、正確に知っていますか?まずはFPなどに相談して老後のお金を計算してみましょう。

案外、自分でコツコツ貯めれば済む話だったりして。

◇女性は死ぬ時どうせ一人だと、知っておこう

孤独死が怖い?でも女性って、男性より長生きだからどうせ結婚しても最後は一人。子や孫が同居してくれる時代でもないし、孤独に死ぬのはもはや女の宿命です。

孤独を埋めたいならば、友人を作りましょう。その方が子より定期的に連絡を取ってくれるから、危険を察知してくれるかも。

◇仕事以外の趣味を見つける

老後に燃え尽きる団塊メンズは、趣味が無くてボンヤリしています。でもそれって、働く女性にとっては笑えない未来です。

今のうちに趣味を作っておきましょう。それこそ、結婚なんてしても、しなくてもいいくらいに。

◇SNSを信じすぎない

SNSで幸せそうな夫婦が、不倫沼真っ只中……なんて相談は、恋愛ライターの私はよく受けるところです。SNSで笑顔なのは当たり前。内情がどうかは、相当な仲良しでないと知りえません。

SNSの既婚者が幸せそうでも、信じすぎて病まないように。人には人の、悩みがあります。

独女も、既女も、のんびりいこうよ

独女だからって、引け目を感じる時代がようやく終わりを告げようとしています。ここまで生涯未婚率が上がれば、どうせ老後は「シニア独女ルームシェア」なんてのも生まれるでしょう。私たちが孤独に死ぬ確率は、どんどん下がっています。

だから、のんびりいきましょう。焦って婚活すべきなのは、結婚する覚悟を決めた方だけです。もし「それほど結婚したいわけじゃない」と思うなら、結婚する可能性も、独女の可能性も残しておきましょう。決めないことも、また決断です。

(トイアンナ)

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