【新型コロナ】届いた“アベノマスク” 横浜・川崎の一部世帯 「いまさら」の声も

県内でも布マスクの配達が始まり、各戸のポストに入れる郵便局員=横浜市神奈川区

 政府が全世帯に配布する布マスクの配達が14日、神奈川県内でスタートし、横浜、川崎市内の一部地域に届けられた。

 日本郵便南関東支社によると、14日は横浜市神奈川、西区、川崎市川崎、幸区の一部(計約5万6千世帯)に配達された。政府は今月中の全世帯配布を目指している。

 神奈川区の男性(77)は自宅の郵便受けに届いた“アベノマスク”を口に当て、「ちょっと小さいな。これじゃ子ども用だよ」と一言。手元に約30枚の紙マスクがあるといい、「いまさらという感じもするけど、ないよりはあった方がいい。喜んでいいのか、悲しいんだか」と苦笑いを浮かべていた。

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