きょう15日（金）は西から天気は下り坂に向かう。
　九州は昼頃から雨となり、夜は激しい雨や雷雨になる所がありそうだ。

九州は夜から激しい雷雨のおそれ

　きのう晴れをもたらした高気圧は東へ離れ、かわって西からは前線が近づいてくる。
　この影響で西から次第に天気が崩れ、九州の早い所では昼前から雨となりそうだ。

　中国・四国でも夕方には雨となり、夜には雨の範囲は近畿まで広がる見通し。
　夜は九州を中心に激しい雨や雷雨になる所があるため、落雷や突風、土砂災害や河川の増水、低地の浸水などに注意が必要となる。

北ほど晴天　気温も上昇

　東日本や北日本は高気圧に覆われて晴れる所が多くなる。
　ただ、東日本では午後から次第に雲が増えて、東海では夜遅くに雨の降り出す所がありそうだ。

　日中の気温は西日本ではきのうより低く、暑さは和らぐ見込み。
　一方、晴れる時間が長い北日本はきのうより上がる所が多く、予想最高気温は仙台で26℃と7月中旬並み、札幌は23℃で6月下旬並みとなりそうだ。

台風1号は次第に進路を北よりに

　午前3時現在、強い勢力の台風1号はフィリピンを西に進んでいる。
　今後は進路を北よりに変えて進む見込みだが、沖縄の南に達する18日（月）ごろには熱帯低気圧に変わる見通し。
　ただ、台風周辺の湿った空気の影響で、沖縄では雨の量が多くなり、風が強まるおそれもあるため、今後も台風情報、熱帯低気圧情報に注意が必要となる。
（気象予報士・多胡安那）