地元飲食店「ITで応援」 ポータルサイト無償作成 #しまばらはんとう TAKEOUT

「#しまばらはんとう TAKEOUT」のホームページ

 南島原市有家町で老舗クリーニング店とウェブプログラマーを兼業している神崎健輔さん(38)が、テークアウトや出前が可能な島原半島(島原、雲仙、南島原3市)の飲食店をまとめたポータルサイト「#しまばらはんとう TAKEOUT」を無償で作成、インターネット上で公開している。新型コロナウイルスの感染拡大で経営が苦しくなる飲食店を「IT技術で応援しよう」と思い立った。
 神崎さんは、福岡市のIT関連の専門学校を卒業後、会社勤めを経て実家のクリーニング店に戻った。その間、ウェブプログラム技術を独学で習得。宅配ネットクリーニングサービスを全国展開したり、IoT(モノのインターネット)でビジネスなどを創出する「南島原市IoT推進共同体」の会長を務めるなどIT技術で地域を活性化している。
 今回、「島原半島コロナに負けるな応援団」を自ら設立し団長に就任。わずか1日でサイトを立ち上げた。時間を掛けず素早くお店を紹介するため、利用客のレビュー情報を省き、ショップ情報や写真、ウェブ上の地図「グーグルマップ」に絞り、お店を調べやすいようにした。
 14日現在で39店舗を登録。新規の登録依頼ができる機能(無料)もあり、情報は随時、更新する。
 神崎さんは「知人の飲食店が売り上げ減少で頭を抱えていたのがヒントになった。半島内の店を網羅したい」と意気込んでいる。
 サイトは「しまばらはんとう TAKEOUT」で検索。

 


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