【MLB】大谷翔平に期待される最多勝と本塁打王のタイトル 米メディア激論「考えられる」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLBネットワークが激論、大谷翔平は「この世のものとは思えない才能」

2年ぶりの二刀流復活を目指すエンゼルスの大谷翔平投手について、米メディアが高い期待を寄せている。MLBネットワークで司会を務めるロバート・フローレス氏とローレン・シャハディさん、元大リーガーで解説者のマーク・デローザ氏が番組内で討論会を実施。投打でのタイトル奪取を期待している。

討論会の話題は「ショウヘイ・オオタニは最多勝と最多本塁打を同じ年に受賞できるだろうか?」。カブスなどで通算975安打、100本塁打を記録したデローザ氏は「本塁打王の可能性は十分あり」と予想しているようだ。

デローザ「(同年の投打タイトル獲得は)冗談でしょう」

フローレス「同じ年にですか?」

デローザ「(投打のタイトル奪取は)ありえません。正直に言うと、それは彼には無理な注文ですよ。最多勝に関しての私の意見です。本塁打については、彼ならできるかもしれません。彼の打撃を見る限り、可能性はあるかもしれません。本塁打の方は興味深いかもしれません」

シェハディ「別々の年という条件ならどうですか?」

フローレス「それなら(可能性として)考えられると、私は思っていますが。(別々の年に)本塁打数と勝利数でリーグのトップに彼がいるところは想像できます。なぜなら、この世のものとは思えない才能が、彼にはありますから。ですが、私もデローザと同感です。同じ年はさすがに難しすぎると思います」

かつてイチロー氏は昨年3月の引退会見で「世界一の選手にならなきゃいけない選手」とした上で、「投げることも打つこともやるのであれば、僕は1シーズンごとに、1シーズンはピッチャー、次は打者として出て、その上でサイ・ヤング賞とホームラン王とか、そんなことを(普通は)考えることすらできない。でも、翔平はその想像をさせるじゃないですか、人に。この時点で明らかに人とは違う選手であると思うんですよ」と力説していた。米メディアも同じ年の投打タイトル獲得は難しいとしたものの、大谷へ高い期待を寄せている。

13日(日本時間14日)、エプラーGMは本拠地エンゼル・スタジアムでリハビリする大谷について、「マウンドから投球を行っており、投げる強さも量も増やしている」とコメントした。2年ぶりの二刀流復活への機運は米国でも確実に高まっている。(Full-Count編集部)

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