平和展「8+9」作品募集 30日まで 歴文博、県美などで展示

多彩な作品が展示された昨年の平和展「8+9」=長崎市、県美術館

 国内外の美術作家らの現代アート作品を並べる国際平和交流展「長崎市被爆75周年記念事業 8+9 2020~ナガサキの地でアートを考えるⅡ~」は7月19日~9月5日、同市内で開かれる。主催する美術グループ「RING ART(リングアート)」は、同展への出品申し込みを受け付けている。
 被爆の記憶の風化が進む中、同展は平和に対するアートの貢献や課題、子どもたちに伝えたい表現などについて考える機会をつくろうと、毎年夏に開催。今年は一般応募作を長崎ブリックホール(長崎市茂里町、7月19~30日)、長崎歴史文化博物館(同市立山1丁目、7月26日~8月16日)、県美術館(同市出島町、8月4~15日)の3施設で展示する。
 出品者、作品のジャンル(平面や立体、インスタレーションなど)に制限はない。同展の出品規定内であれば1人で複数出品も可。出品料は1人7千円(70歳以上は半額、障害者は無料)。リングアートのホームページにある出品申込書をダウンロードし、必要事項を記入して電子メール(info@ringart.jp)かファクス(095.894.8537)などで申し込む。締め切りは5月30日(必着)。作品は展示会前日に会場に直接搬入する。
 また、8月9日に長崎市の爆心地公園の「ナガサキ誓いの火」灯火台モニュメントに折り鶴を飾るイベントに合わせ、長崎ブリックホール(7月20日)、長崎歴史文化博物館(同30日、8月2日)、県美術館(8月4、5日)で折り鶴作りのワークショップも開く。誰でも参加できる。参加無料。
 同展、ワークショップの問い合わせはリングアート事務局の野坂知布さん(電090.9573.8370)。

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