新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小企業や従業員に無利子での融資

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小企業やその従業員を支援する融資や制度についてや、現在の医療現場の状況を紹介しました。

◆実質無利子の"従業員融資”

新型コロナウイルス感染症に対する緊急対策の1つとして中小企業で働く従業員に実質無利子の融資をしています。

中小企業の従業員に対し、実質無利子の融資をするのは、「中小企業従業員融資」です。

対象となるのは、勤務先か住所が都内で、現在の中小企業に6カ月以上勤務。
住民税を滞納していないなどの条件を全て満たす人です。限度額は100万円で、期間は5年以内。
利子と保証料は、都が負担します。

申込は中央労働金庫都内本支店またはローンセンターです。
詳しくは、「TOKYOはたらくネット」の新型コロナウイルス感染症対策関連事業をご覧ください。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/03/27/14.html

◆中小企業向け融資を無利子へ

新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小企業の資金調達を支援する融資メニューが3年間無利子となる新制度に移行しています。

対象となる融資メニューは「新型コロナウイルス感染症対応緊急融資」「新型コロナウイルス感染症対応緊急借換」「危機対応融資」。
そして、今月1日から取扱が開始された新設の「感染症対応融資」です。

無利子融資は、都が金融機関に利子相当額を補給する仕組みとなるため事業者は、借り入れ当初から利子の負担が発生しません。

補給額は、融資メニューの合計が1億円までの利子の全額で、融資実行から3年間に支払う利子が対象です。

受付は、東京都中小企業制度融資取扱指定金融機関です。詳しくは、産業労働局金融部のホームページをご覧ください。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/04/30/13.html

◆医療現場の現状について

新型コロナウイルス感染症の最新情報を伝えているライブ配信で13日、日本赤十字社医療センターの林宗博さんが、小池知事との対談で医療の現場について説明しました。

「(知事)日本赤十字医療センターでは新型コロナウイルスの患者さんを多数受け入れられてるわけですが、現在の受け入れ状況はいかがですか?」

「(林)2つの病棟と救命センター内の救急の集中治療室をコロナ感染症のベットとして中等症30床、重症8床、という形で対応しております。
病床の利用率でいいますと、一般の病床全体で50%前後、重症の患者さんも30%程度の稼働となっている。
自粛の効果が出ているんだと思います。そのおかげで診療に余裕ができている。

もし、また(感染が)再燃した時に今までの経験を踏まえて、長期的な対応をとるための準備をすすめています。」

関連リンク
https://tokyodouga.jp/hsd5cru_kyy.html

<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、平川彩佳
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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