ナック、レオハウス店舗の減損などで純利益3割減

ナック(東京都新宿区)は5月15日、2020年3月期決算を発表した。売上高が1.0%減の882億2200万円、営業利益は3.9%増の21億1800万円、経常利益は0.8%増の20億9800万円、当期純利益は35.6%減の5億1400万円。住宅事業子会社のレオハウス不採算店舗の減損損失等3億6200万円を含む7億2900万円の特別損失を計上し、純利益が減少した。

住宅事業は引き渡し棟数の減少などで売上高が0.5%減の461億100万円(セグメント間取引100万円含む)、営業損失は1億4900万円改善の5億4500万円だった。レオハウスは5期連続の営業赤字。工務店などを対象にした建築コンサルティング事業は、売上高が3.8%減の52億5100万円、営業利益は3.1%減の7億3000万円。

2021年3月期の業績予想は新型コロナウイルス感染症の影響で見送った。また同社は5月14日付でレオハウスの全株式をヤマダ電機(群馬県高崎市)に売却した。

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