高総体「代替難しい」 長崎県教育長、地区ごと模索

 長崎県教委の池松誠二教育長は15日の会見で、中止が決まった第72回県高校総合体育大会(県高総体)について、代わりとなる競技別の大会などの実施は「県内全体では難しい」との認識を示した。
 県高総体は6月6日開幕予定だったが、県高校体育連盟は14日、中止を決定。池松教育長は「生徒の安全を考えた末、苦渋の決断だったと思う」と述べ、代替となる大会の開催については「秋以降にずらしても生徒自身の就職活動や大学入試の準備もある」などとして、県内全体での実施は困難との見方を示した。
 その上で「地区ごとでやれないかなど、検討を重ねている段階」と述べた。

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