「詐欺防止へ意識を高めたい」コンビニ店員特殊詐欺防ぐ 長崎署が感謝状

署長感謝状を受け取った高比良さん=長崎市万屋町(長崎署提供)

 長崎署は13日、特殊詐欺被害を防いだとして、長崎市万屋町のコンビニ、セブン-イレブン長崎万屋町店の副店長、高比良笑子さん(37)=本石灰町=に署長感謝状を贈った。
 同署と高比良さんによると、3月13日午後4時ごろ、来店した60代の女性が40万円分の電子マネーカードを購入。さらに買おうとしていたのを見て、高比良さんが不審に思い声を掛けた。オーナーが詳しく話を聞くと「報奨金が当たったので、受け取るために電子マネーを買いに来た」と話したため詐欺を疑い通報。
 女性には「広告料金高額当選」とメールが届き、「振り込み保証臨時手続き」として65万円を要求されていたが、被害はなかった。
 高比良さんは「感謝状はうれしいが、これはみんなでもらったもの。今後も従業員に伝えて、詐欺防止へ意識を高めていきたい」と話した。

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