諫早市大場町の農業、大室勝也さん(73)が約25年前から手作りしているバラ園で、約500種類1000株の色とりどりの花が見頃を迎えている。
バラ園は五家原岳中腹の耕作放棄地を借りて少しずつ栽培面積を広げ、現在約1650平方メートル。優雅な甘い香りが漂い、遠くから訪れる人も。無料開放し、通路にはマットを敷いて歩きやすくするなどの工夫も。来園者は顔を近づけて香りを楽しんだり、カメラを向けて撮影したりしていた。
「病気や虫から守るために欠かせない毎日の観察は大変だが、そこがバラ栽培の醍醐味(だいごみ)。きれいに咲いた姿を見て喜んでもらえれば」と大室さん。市内から訪れた酒井美恵子さん(72)と村上富美子さん(70)は「毎年楽しみ。手入れの苦労を思うと頭が下がります」と話した。
優雅な香り1000株 諫早の大室さん手作りバラ園
- Published
- 2020/05/17 13:00 (JST)
- Updated
- 2020/05/20 11:44 (JST)
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