「アマビエ」モチーフ 疫病退散願う焼酎 松浦「酒の一斗」市に次亜塩素酸水 寄付

疫病退散に御利益があるという妖怪「アマビエ」をモチーフにした麦焼酎「アマビエチャレンジ」

 松浦市創業の酒類販売業「酒の一斗」(本社・佐世保市、池野晋一社長)は14日、新型コロナウイルス感染防止に役立ててほしいと、自社で精製、販売している次亜塩素酸水2リットル入り約80パックを松浦市に寄付した。市は市内の小中学校、介護施設約40カ所で配布し、消毒に活用する。
 また、同社は新型コロナの収束を願って、疫病退散に御利益があるとされる妖怪「アマビエ」をモチーフにしたオリジナル麦焼酎「アマビエチャレンジ」(720ミリリットル、税別1400円)を店舗のある5市町(松浦市、平戸市、佐世保市、北松佐々町、佐賀県伊万里市)で発売する。売り上げ1本につき400円を小中学校の図書購入費として5市町の教育委員会に寄付することも明らかにした。
 ラベルにはアマビエのイラストと、松浦市はヒマワリ畑、平戸市は平戸大橋、佐世保市は九十九島など地域を象徴する風景が描かれている。売り上げ目標は500本。
 14日は池野社長、池野辰太郎営業係長が松浦市役所を訪れ、友田吉泰市長、今西誠司市教育長に趣旨を説明。次亜塩素酸水などを手渡した。

友田市長(右)に自社で精製した次亜塩素酸水を贈る池野社長(中央)=松浦市役所

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