【新型コロナ】広がれ〝感謝の輪〟 「おひさまのわプロジェクト」 医療従事者にエール

子どもたちからは太陽の絵と、感謝のメッセージが寄せられている

 逗子・葉山を拠点に子育て支援に取り組む女性2人が、新型コロナウイルス感染拡大を防ごうと奮闘する医療従事者や保健所などにエールを送る「おひさまのわプロジェクト」を始めた。2人は「コロナは本来、太陽の周りの光の輪を意味する。太陽のような温かい感謝の輪を子どもたちと全国に広げたい」と意気込んでいる。

 プロジェクトでは、描いた太陽の絵を手にした写真と、感謝を伝える動画を募集。写真はアルバムにして病院などに届け、動画は編集して動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップする。「いつもありがとう」「頑張ってください」─。子どもたちは描いた色とりどりの太陽とともに、感謝と応援を伝えている。

 企画したのは逗子市、葉山町で子育て情報サイトを運営する桑原泰恵さん(58)と同町で認可外幼稚園を営む中尾薫(かおり)さん(56)。2人は知人の子が最前線でウイルスと闘う病院に感謝の手紙を送った話を聞き、「何かしたいと思っている人は多いはず。絵を描くなら、子どもたちも楽しく参加できる」と考えたという。

 2人は「子どもたちから温かいメッセージが多く集まった。社会を支える人々に思いをはせ、優しい気持ちをみんなで届けられたら」と話す。問い合わせはメール(ohisamanowaproject@gmail.com)で。

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