47歳のコローンが現役続行に意欲 メッツ復帰を希望

新型コロナウイルスの影響により2020年のレギュラーシーズンの開幕が遅れているなか、2018年シーズンを最後にメジャーの舞台を離れている47歳のベテラン右腕バートロ・コローンがメジャー復帰を目指しているようだ。コローンはESPNのマーリー・リベラに対して「もしメジャーリーグのチームが年寄りを欲しがっているなら、僕は獲得可能だよ!」と語り、現役続行への意欲を示した。

メジャーリーグ公式サイトのマット・モナガンは、コローンがメジャー復帰を希望していることを伝えており、「私に言わせてみれば、これは非常に良い売り文句だ」と述べた。

メジャー21シーズンで13度の2ケタ勝利を含む通算247勝をマークしたコローンは、中南米出身選手による歴代最多勝記録を更新。現時点でメジャー最後のシーズンとなっている2018年は、レンジャーズで28試合(うち24先発)に登板して146.1イニングを投げ、7勝12敗、防御率5.78、81奪三振という成績だった。

全盛期のような球威はもはや残っていないものの、キャリア後半に磨きをかけた制球力は健在で、2018年も与四球率1.54をマーク。同年4月15日のアストロズ戦では、7回まで打者21人をパーフェクトに抑え、8回途中1安打1失点という快投を披露した。ダグアウトでガムのサンドウィッチを作ったり、時速101マイルのピッチャー返しをお腹で受け止めたりと、ファンを喜ばせるエンターテイナーぶりも健在だった。

コローンによると、2014年から3年間在籍して合計44勝を挙げたメッツでプレーすることが第1希望だという。大きなヘルメットを被り、スイングの際にヘルメットを落として球場を沸かせ、2016年にはメジャー初本塁打を記録するなど、メッツ時代のコローンは実力の伴ったエンターテイナーとしてファンに愛される存在だった。

なお、コローンは今季メキシカン・リーグでプレーする予定となっていた。しかし、「バットボーイとしてでもいいからメジャーリーグの一員でいたい」と語ったように、あくまでも目標はメジャーの舞台に戻ることである。

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