東京・奥多摩町長選 新人の師岡氏が初当選、現職を破る

5月17日に行われた東京・奥多摩町の町長選挙は、新人で元町議会議員の師岡伸公さん(66)が、5回目の当選を目指した現職を破り、初めての当選を果たしました。

奥多摩町の町長選挙は、新人で都民ファーストの会推薦の師岡さんが、現職で自民党が推薦した河村文夫さん(76)に400票余りの差をつけて当選を果たしました。師岡さんは「行政運営がマンネリ化している」と批判し、「女性や若い人の意見を取り入れて新しい町をつくり上げる」と訴えてきました。

一夜明けた18日、師岡さんは町役場を訪れ「災害も予想しないものが全国的に発生し、まして新型コロナウイルス。本当にやりたい施策がどこまでできるかしっかりと優先順位を付け、取捨選択してやっていく」と述べました。

新たな町長の誕生に、町民からは「過疎化が進んでいるので、対策をしてほしい」「現職が長かったので、新しい風が入って良い町ができれば」などといった声も聞かれました。

師岡さんは今後、台風被害からの復旧や復興といった課題にも取り組むことになります。

■奥多摩町長選挙 結果(選管確定)
師岡伸公(66,無・新,推薦=都民ファ)1843
河村文夫(76,無・現,推薦=自民)1420

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