大丸神戸店など関西6店舗で営業再開 検温、ソーシャルディスタンス徹底  阪急阪神は21日から

 新型コロナウイルスの感染拡大で兵庫・大阪・京都の各府県で百貨店に対して出されていた休業要請の解除を受け、大手百貨店「大丸」神戸店、梅田店、心斎橋店、京都店など関西の6店舗が18日から営業を始めた。

 大丸では政府の非常事態宣言を受け、関西の系列店では4月8日から約1か月間休業、今月7日に食品売場のみ再開していた。大丸や松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングは4月の売上高が前年同月に比べて78%減。

大丸・神戸店では11時の開店を待つ際にも「ソーシャルディスタンス」を保って…

 神戸店でも入口でサーモグラフィーによる検温(※37.5度以上は入店自粛)や手の消毒などを徹底。入店にはマスクの着用が必須で、人と人との距離を一定程度保つソーシャルディスタンスの確保などの対策も取っている。

梅田店でも入口で呼びかけ
検温と消毒、マスクは必須

■「デパートが開いてると、やはり活気づきますね」(40代・主婦)
 
 「実は緊急事態宣言中にインターネット通販で購入したコスメを受け取りに来ました。3密には十分気を付けないといけないですから、すぐに帰ります。でも味気ないですよね。商店街やデパートが開いてると、やはり街が活気づきます。神戸にもいずれ観光客が戻ってくるでしょうし。早く日常の生活を取り戻したいです」

大丸神戸店(神戸市中央区)

 関西の大手百貨店では、18日のの高島屋や近鉄百貨店に続き、神戸阪急や阪急うめだ本店、阪神梅田本店で21日から平日のみ全館で営業を再開する予定。

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