架空請求で180万円被害 長崎の60代男性

 長崎署は18日、長崎市内の60代の無職男性が特殊詐欺(架空請求)で計180万円をだまし取られたと発表した。
 同署によると、被害は今月12日から16日にかけて発生。男性の携帯電話に「NTTファイナンス」を名乗り料金未払いを知らせる虚偽のショートメールが届いた。記載の番号に電話すると、「携帯ゲームやアダルトサイトの未払いがある。代金を払わないと裁判になる」などと伝えられた。
 男性はコンビニで購入した電子マネーカードの番号を伝え、計80万円分の電子マネー利用権をだまし取られた。さらに「まだ未納金がある」「お金を払えば、だまし取った犯人を捕まえる」などと持ち掛けられ、指定の銀行口座に現金計100万円を振り込んだという。
 男性が17日に届け出て発覚。同署は「心当たりがないメールは無視して」と注意を呼び掛けている。

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