新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月11日から休館していた佐世保市島瀬町の島瀬美術センターは18日、再開し、3密(密閉、密集、密接)を避けることを呼びかける企画展「いってん展」を始めた。31日まで。
長崎にゆかりのある画家、石井健の作品「漁季」を1点だけ、ぜいたくに3階展示室に展示。縦約180センチ、横約225センチの大きな絵には、海辺に密集する8羽の鳥が描かれている。同センター職員の大神理英子さん(40)によると、絵のような「密」は避けようとのメッセージを込めたという。
大神さんは「やっと開館できたので、ぜひ実際の作品に触れて、非日常を楽しんでほしい」と話しつつ、「開館するからには、消毒をして安全に鑑賞していただけるよう努力する」と表情を引き締めた。
佐世保・島瀬美術センター再開 企画展で「3密」回避呼びかけ
- Published
- 2020/05/19 14:26 (JST)
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