山江村の130年振り返る 歴史民俗資料館が写真冊子を発刊

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約300枚のモノクロ写真が掲載された冊子「写真でみる山江村の130年」=山江村

 山江村歴史民俗資料館が、村民や村職員が撮影し、村の歴史を切り取った記録冊子「写真でみる山江村の130年」(110ページ、B5判)を発刊した。

 村制施行130周年記念事業の一環で、150部製作。非売品。同資料館が昨年11月29日から今年2月9日まで開いた写真展に寄せられた中から、約300点を選んだ。

 収録した写真は昭和30~50年代が中心。水車のある水田やつり橋、木炭を運ぶ馬、木造校舎と子どもたち、地域の行事など日本の原風景ともいえるモノクロ写真を掲載。村を襲った台風や水害などの様子も載せた。

 村民が力を合わせて道を整備したり、蒸したカライモをおいしそうに頬張ったりしている姿に、「貧しくても笑顔があった」と大平和明館長。「昭和という時代が遠くなったが、今があるのは戦後を乗り越えてきたから。その歩みを写真で感じてほしい」と話している。冊子は球磨郡内の町村の教育委員会などに配布している。(吉田紳一)

熊本日日新聞 2020年5月14日掲載