【2020年版】チャイルドシート最新人気おすすめランキングTOP10|いつまで使うべき? 選び方・注意点も一挙紹介

チャイルドシート使用イメージ

チャイルドシートとは

クルマに乗る際、前席でも後席でも、必ず全員のシートベルト着用が義務付けられています。

ただし、クルマのシートベルトは大人が使用することを前提に作られており、体が小さく骨格も発達途中である子どもが使っても、十分な安全性能が発揮されない可能性があります。

そこで、6歳未満の子どもを乗せる時にはチャイルドシートの着用が義務付けられているのです。

チャイルドシートを使用しないと、具体的にどれくらい危険なのか? 気になる方は以下の記事をご覧ください。

チャイルドシートの種類は主に3つ

チャイルドシートは子供用カーシートの総称として使われており、主に新生児・乳児用のベビーシート、幼児用のチャイルドシート、学童用のジュニアシートの3タイプがあります。

製品によってはベビーシートとチャイルドシートを兼用できるもの、チャイルドシートとジュニアシートを兼用できるものなどがあります。

チャイルドシートを購入する時はEマークが付いているかチェックしよう

チャイルドシート Eマーク イメージ画像

またチャイルドシートを購入する際には、国の安全基準をクリアした証である「Eマーク」が添付されていることを確認しましょう。

チャイルドシートの取り付け方法はISOFIXがおすすめ

チャイルドシートの取り付け方法にも、大きく分けて「シートベルト固定式」と「ISOFIX(アイソフィックス)」のタイプがあります。

近年ではクルマ側の金具にチャイルドシートの金具をカチッと差し込むだけで強固に取り付けできるISOFIXタイプの取り付け方法が主流になってきています。

ISOFIXは、年式が古いクルマには金具が装備されないことや、シートベルト固定式のチャイルドシートに比べると、やや価格が高めではありますが、簡単・確実な国際基準のチャイルドシート固定方式として、欧米でも支持されています。

チャイルドシートの着用は主に0~5歳ごろまで

チャイルドシート

よく「幼児用チャイルドシートは何歳まで使えばいいのか?」「ジュニアシートはいつから使うべきか?」という質問をいただきますが、チャイルドシートの着用が義務付けられているのは6歳未満、つまり0歳~5歳です。

ただし、子どもの成長は個人差が大きいため、厳密には「何歳」で判断するのはあまり推奨できません。年齢はあくまで目安として、チャイルドシートには使用できる身長・体重が記載されていますので、子どもの身長・体重に合わせてその範囲内で使用してください。

おおまかな目安として、最も多くの製品が販売されている乳児・幼児兼用のチャイルドシートを例にとると、新生児から使いはじめてだいたい子どもが3歳~4歳になり、身長100cm/体重18kgくらいまで使用できます。それ以降はジュニアシートにスイッチするというイメージです。

チャイルドシートからジュニアシートに移行する際は必ず試着を!

ジュニアシートの多くは車両に付いている大人用のシートベルトを使って子どもの体を固定するため、なるべく購入時にシートベルトが正しい位置にきているかどうかを、試着して確認しましょう。

大人用のシートベルトでは、「身長140~145cm以下では安全が担保されない」と記載されている車両もあり、ジュニアシートはその身長に達しない子どもの着座位置を合わせ、正しくシートベルトを使えるようにすることが目的となっています。

そのためジュニアシートに子どもを座らせてみて、肩ベルトが子どもの肩の中央にかかり、腰ベルトが骨盤の両脇を通って腹部の下の方にかかっていれば、正しいシートベルトの位置です。

もし肩ベルトが首に食い込んでいたり、腰ベルトがヘソのあたりまで上がってしまうような場合は、そのジュニアシートは適正ではないと判断して、別の製品を試してみてください。

チャイルドシートを使わないと「幼児用補助装置使用義務違反」に

チャイルドシート装着イメージ

2000年に改正された道路交通法第71条の3第3項では、「自動車の運転者は、チャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて運転してはならない」ことが記されています。

この法律に違反すると、「幼児用補助装置使用義務違反」として運転手に対して違反点数1点の罰則が科されます。

これには「一部例外」として使用が免除される場合もありますが、その状況も事細かに記載されており、「子どもが泣いたから」や「友達のクルマだから」といった理由では免除にはなりません。

新生児の退院時でもチャイルドシートは必須

そしてもちろん、産院で生まれた新生児が退院する時にも、チャイルドシートは必要です。

近年では退院時にチャイルドシートを貸し出す産院もあるようですが、クルマで退院する場合には出産前までに準備するようにしましょう。

バスやタクシーはチャイルドシートの着用が免除されますが、我が子の安全を真剣に考えるならば推奨はできません。

バスやタクシーが絶対に事故に遭わないという保証はないのです。

抱っこで乗車するのは、本当に止むを得ない場合に限りましょう。

チャイルドシートのハーネスがきつくなるのはジュニアシートへの移行のサイン

まずチャイルドシートは、新生児・乳児専用タイプや幼児専用タイプ、兼用タイプなど様々な種類があります。新生児から体重10kgくらいまでの乳児専用は、チャイルドシートを後ろ向きに取り付けるのが特徴です。

これは、乳児はまだ骨格がもろく、万一の際の衝撃を背面全体で受け止めるようにするため。日本では1歳を過ぎた頃から前向きにしても良いとされていますが、チャイルドシート先進国のスウェーデンでは、1歳ではまだ頚椎(首)の骨がもろく、前向きでは衝撃に耐えられないという研究に基づき、3~4歳まで後ろ向きで着用します。

日本やドイツに比べ、スウェーデンは1歳児の交通事故死亡率が格段に低いことから、1歳を過ぎてもできる限り後ろ向き着用を続ける方が、より安全性が高まると考えられます。

幼児用チャイルドシートは、前向きに取り付けるタイプです。体重10kg~18kgくらい、1歳~4歳くらいまで使える製品となっています。

最も豊富な製品が揃う乳児・幼児兼用タイプは、新生児から乳児の間は後ろ向きに取り付け、成長に合わせて前向きに取り付けられるようになっています。

そのため体重18kgくらい、新生児から4歳くらいまで使えるものが多いので、頻繁に買い換える必要がなく、長く使えることからこのタイプを選ぶ人が多いようです。

そして幼児用チャイルドシートのハーネスがきつくなってきたり、シェルからはみ出すようになってくると、ジュニアシートへの移行時期です。

ちなみに以下の記事で、ジュニアシートはいつまで使うべきか? またジュニアシートの選び方のポイントや注意点、そして大手通販サイトで購入可能なジュニアシートの最新おすすめ人気ランキングTOP5を記載していますので、ジュニアシートについて詳しく知りたいという方は是非参考にしてください。

チャイルドシートの選び方のポイント・注意点

チャイルドシートの選び方には、子どもの身長・体重のほかにも注意点があります。それは「確実にクルマに取り付けられるかどうか」です。

チャイルドシートの誤用でもっとも多いのは「腰ベルトの締め付け不足」

JAFの調査では、乳児用と幼児用のチャイルドシートを使用している車両のうち、52.4%と半数以上がミスユース(誤用)だという結果が出ています(チャイルドシート使用状況全国調査2019/警察庁・JAF)。

ミスユースで最も多いのが「腰ベルトの締め付け不足」、次いで「座席ベルトの通し方間違い」となっています。

この「座席ベルトの通し方間違い」は、シートベルト固定式のチャイルドシート特有のミスユース。製品ごとにベルトの通し方が違い、かつ複雑で強い力が必要なので、なかなか確実に固定するのが難しいというのがその原因です。

ミスユースを防ぐためにもISOFIXタイプのチャイルドシートを購入しよう

このミスユースを防ぐには冒頭でもお伝えした通り、ISOFIXタイプのチャイルドシートを購入するのが一番の解決方法です。

日本では2012年7月以降に発売されたクルマからISOFIX適合が義務化され、後部座席の左右もしくは片側にあらかじめISOFIX用のアンカー金具が設置されています。

そこにチャイルドシート側のコネクターを差し込み、テザーアンカーがある製品はクルマ側の金具に取り付け、脚部のある製品ならフロアの高さに合わせて固定し、グラグラしなければ取り付け完了と、簡単確実なのが魅力です。

ただし、一部ISOFIXに対応していないクルマもあるので、購入の際にはチャイルドシート販売元がWebサイトなどで公開している、「取付適合確認済みの車種リスト」や、クルマの取扱説明書の「チャイルドシート適合性一覧」で確認しましょう。

車種の適合は、シートベルト固定式のチャイルドシートでも同様に確認が必要です。

チャイルドシートを卒業したてのお子さんには背もたれ付きのジュニアシートがおすすめ

そして、ジュニアシートにも大きく分けて2つの種類があります。

背もたれ付きタイプのジュニアシートは、大きく場所を取るので設置場所を選びますが、肩ベルトを通す部品があるので肩ベルトが子どもの首にかからない子どもには背もたれ付きタイプのジュニアシートを選びましょう。

またヘッドレストも専用となるのが特徴です。チャイルドシートを卒業したばかりで、まだ身長が100cm~120cmくらいまでは、このタイプの方が安心でしょう。

座面のみのブースタータイプは、コンパクトで軽く、持ち運びがしやすいことや、室内が狭いクルマでも設置しやすいメリットがありますが、身長が低いと肩ベルトが首にかかりやすくなってしまいます。

その場合は別売りのベルト調整パッドなどを使って、シートベルトが正しい位置にくるように注意してあげてください。

チャイルドシートを後ろ向きで助手席に設置するのはNG

最後に、チャイルドシートはどの席に設置してもいいのでしょうか? 助手席に設置するのはOKでしょうか?

答えは、どの席に設置しても、もちろん助手席でも違反ではありません。いつでもすぐに子どもの様子が確認できるし、お世話もしやすいから助手席に設置したい、という保護者の方も多いかもしれません。

ただし、助手席にエアバッグが搭載されているクルマでは、万一の際にエアバッグが開くと、チャイルドシートや子どもを押しつぶしてしまったり、傷つけてしまう可能性があり、危険です。助手席で後ろ向きにチャイルドシートを取り付けるのは絶対にやめましょう。

チャイルドシートを助手席に設置する場合はエアバッグが作動しても届かない位置に設置しよう

前向きのチャイルドシートを助手席に設置する場合は、なるべくシートを後ろにスライドし、エアバッグが開いても届かない位置にすることがベターです。

欧州車の場合は、エアバッグの作動をオフにするスイッチがあるクルマもありますので、チャイルドシートを設置する際にはスイッチをオフにしましょう。

大手通販サイトで買える! 人気の最新チャイルドシートTOP10

ここからは、最新のチャイルドシートアセスメント(国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構「NASVA」が独自に前面衝突試験と使用性について行なっている評価試験)の結果や使い勝手、価格などを総合的に評価した、チャイルドシートおすすめランキングTOP10をご紹介します。

当チャイルドシート最新人気ランキングTOP10で紹介する製品は全て、大手通販サイトでも購入できる最新チャイルドシートです。

またチャイルドシートの最新の安全基準であるi-Size(R129)についての解説と、i-Sizeに対応した最新のチャイルドシートTOP5については以下の記事をご覧ください。

チャイルドシート 2020年最新人気おすすめランキング 第1位:チャイルドガード takata 04-ifix

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