サンゲツ、海外子会社の減損で純利益6割減

サンゲツ(愛知県名古屋市)は5月19日、2020年3月期決算を発表した。売上高が前期比0.5%増の1612億6500万円、営業利益は57.2%増の92億6800万円、経常利益は46.9%増の98億4400万円、当期純利益が60.0%減の14億3200万円。米国子会社関連の減損損失として59億4800万円を計上し、純利益は減少した。

壁装材や床材などインテリアセグメントの売上高は5.2%増の1256億8800万円(セグメント間取引3億700万円含む)、営業利益は54.2%増の95億1800万円。エクステリアセグメントは売上高が0.2%減の160億8200万円(セグメント間取引200万円含む)、高付加価値商品の販促や重量物の運賃見直しなどで営業利益は8.2%増の6億4200万円とした。海外セグメントは売上高が5.3%減の198億400万円、営業損失は前期から2800万円減の9億3200万円だった。

2021年3月期の業績予想は売上高が16.3%減の1350億円、営業利益が54.7%減の42億円、経常利益が54.3%減の45億円、当期純利益が60.6%増の23億円を見込んでいる。

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