ドライブスルーで農産物の販売開始 諫早

ドライブスルー形式で農産物を販売する売り場=諫早市永昌町、Aコープレストラン諫早店(JA全農ながさき提供)

 JA全農ながさきは長崎県諫早市のAコープレストラン諫早店で、ドライブスルー形式による農産物の販売を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、車から降りなくても買えるようにして来店への不安を抑える。同時に消費減に悩む農家を後押しする。
 学校休校による給食の中止や飲食店の休業の影響で、タマネギなど業務用農産物の需要が低迷。農産物を販売する場を増やそうと実施を決めた。
 諫早店では駐車場にテントを設置し、タマネギやジャガイモ、トマト、キュウリなどの野菜を販売。車の中から品定めしやすいよう、陳列台は角度をつけて野菜を並べている。当面、購入者には毎日先着順で県産の花をプレゼントする。
 Aコープレストランの担当者は「地産地消をモットーにしている。おいしい農産物があるのでぜひ足を運んでほしい」と話している。

 


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