コロナ禍で車の購入意向がアップ!? プライベート空間としての需要が高まる調査結果に

※ドライブのイメージ

外出自粛の中、クルマを買いたい人は増えた?

需要の変化を調査

コロナ禍における移動・クルマに関する意識調査

コロナ禍の影響によって、クルマの購入意向にどんな変化がみられただろうか。

クルマを購入する予定があったが、「購入を中止または延期した人」は11%。経済的に家計の見通しが立ちづらい中、高額消費をためらう傾向も見られた。

しかしその一方で、「クルマを購入したくなった人」が18%と、中止または延期した人よりも多いという結果となった。

クルマは安全な移動手段!

コロナ禍における移動・クルマに関する意識調査

クルマに対する認識の変化もみられた。

「クルマは生活に必要な移動を安全に行うことが出来る」が80%、「クルマは感染リスクを下げ

ることができる」が77%と、クルマが感染リスク防止の観点で安全な移動手段として認識されて

いるようだ。

クルマの購入ニーズの高まりの背景には、このようなクルマに対する安全価値の高まりがあることが推測される。

コロナ禍における移動・クルマに関する意識調査

またクルマを運転する頻度が増えたかどうか聞いたところ、全国と比べて「特定警戒8都道府県」の増加傾向が高かった。特に、感染者が多い一都三県(埼玉・千葉・東京・神奈川)が26%、東京都単体でも26%と全体と比べて増加が顕著となっている。

コロナ収束後に向け、外出への期待感が高まる

コロナ禍における移動・クルマに関する意識調査

コロナ禍収束後にやりたいことを聞くと「気軽に外食を楽しみたい」の64%をはじめ、「国内旅

行・温泉に行きたい」62%、「ドライブ・レジャーを楽しみたい」42%など、おでかけを増やしたいニーズが高いことが分かった。

またクルマに対する意識として「気分転換にクルマでドライブしたい」人は61%で、クルマは安全面だけでなく、リフレッシュの面でもニーズが高いといえる。

クルマの新しい価値についての考察

株式会社デルフィス:朝岡 幹雄氏のコメント

コロナ禍における移動・クルマに関する意識調査 株式会社デルフィス:朝岡 幹雄氏

今後も3密を避けた移動が推奨される中で、クルマが元来持っている「一人や大切な家族と過ごせるプライベート空間」という価値がより一層求められるようになってくるでしょう。 クルマを利用している人の中には、大切な人と安心して自由に移動できる 「空間」があることの喜びを感じている人も多いはずです。

世の中の閉塞感が徐々に和らいでいく局面においては、「自分らしい生活を再開したい」「新しいことにチャレンジしたい」など様々な希望を抱く人たちにとって、 クルマが「プライベート性を保った移動手段」として力強い味方になり得ると考えられます。

また、電車やバスなどの公共交通機関に、クルマ移動を組み合わせることで、ソーシャルディスタンスに配慮した新たな社会のあり方に貢献できるものと考えられます。

愛車に乗ったまま映画を楽しむドライブインシアターについてのニュースが、世界各地で取り上げられています。クルマが前向きな気分を後押しするような兆候が今後ますます増えていくでしょう。

調査概要

トヨタ 新型カローラツーリング(ワゴン) HYBRID W×B[FF]

■調査会社:株式会社デルフィス(トヨタ自動車100%出資の広告会社)

■調査時期:政府の緊急事態宣言延長が発表された2020年5月4日をはさむ、GW前半(2020年4月28日~29日)とGW終了後(同年5月11日~12日)の2回にわたり実施

■調査地域:全国

■調査対象者:18~69歳の男女(第一回:1000名、第二回:600名)

■サンプル数と対象者割付:人口構成比(性年代)に合わせ割付

© 株式会社MOTA