大村ボート 21日入場再開、公営競技初 長崎県内在住者に限定

 大村市競艇企業局は19日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて2月から無観客レースとしている大村ボートレース場(玖島1丁目)について、政府の緊急事態宣言の一部解除を受け、県内在住者に限り21日から入場を再開すると発表した。無観客での開催が続く競馬、競輪も含めた公営競技で、条件付きではあるが通常開催となるのは初めて。
 本場入場の際は住所が分かる身分証明書の提示が必要。入り口での検温や観覧席の半数削減、マスクをしていない人の入場禁止といった感染防止策を取り、必要に応じて入場制限も実施する。県内外15カ所の場外舟券発売場も、所在地の県内在住者に限り同日から順次営業を再開する。
 同局によると、県内在住者のみの入場制限は今月いっぱいをめどにしているが、6月4日開幕の「GⅠ(2160)海の王者決定戦」は混雑が予想されるため無観客レースとする。本場と、隣接する外向け前売り発売場は入場できない。

 


© 株式会社長崎新聞社