【新型コロナ】神奈川の緊急事態解除、西村経済再生相「ぎりぎりのデータで専門家が判断」 

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言を巡り、西村康稔経済再生担当相は20日の会見で、神奈川県内の感染状況について「院内感染などクラスター(感染者集団)が多い。感染経路はかなり追えてきている」と述べた。1週間の新規感染者数は「前の週に比べて増えている」とし、宣言解除は「ぎりぎりのデータで専門家の皆さんに判断いただきたい」と説明した。

 西村氏は「直近1週間の新規感染者数の合計が人口10万人当たり0.5人以下」とした解除の目安に言及。宣言対象地域の中で「特に神奈川が若干高い1程度。これをどう評価するか、専門家の皆さんの意見を聞きたい」と述べた。

 首都圏1都3県の解除については、「経済圏、生活圏を踏まえれば一体的に判断していくのが適切だ」との認識を改めて示した。

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