横浜市は20日、4月1日現在の待機児童数が27人だった、と発表した。前年より19人減る一方、希望する保育所に入所できない保留児童は3421人と190人増えた。また申込者数は7万人を超えて過去最多を更新した。
市子ども青少年局によると、申込者は2225人増の7万1933人、利用児童数は2035人増の6万8512人。保留児童のうち1265人は、4月1日時点で保護者が育休を取得して復職の意思が確認できず、その数は前年から468人増えた。増加の背景について、同局は育休延長に必要な「保育所に入所できなかった」との証明を得るために申請するケースが増えていることを挙げる。
待機児童を年齢別に見ると0~2歳児(25人)が約9割を占めた。区別では港北区の7人が最多。一方で、定員割れの施設も437園あった。