絶望感 想像がつかない 三重県独自の大会開催を

夏の甲子園の戦後初の中止が決まったことについて、三重県内の関係者からは「大変残念」という声が聞かれました。

三重県内で40年にわたって高校野球の監督を務め、現役では最多となる春夏合わせて9度の甲子園を経験しているいなべ総合学園の尾﨑英也監督は、「見えないウイルスが相手なので仕方がない」としながらも、「ちょっと絶望感。覚悟はしていたが、さすがに現実を突きつけられるとショックだ」と辛い心境を述べました。

そして、高校最後の年を迎える3年生だけでも出場できる三重県独自の大会の開催を望みました。

一方、去年、春夏連続の甲子園出場を果たした津田学園の佐川竜朗監督は、甲子園を目指してきた選手たちへのケアについて「去年、春夏と甲子園に行って秋に悔しい思いをした。3年生には共にもう1回甲子園で頑張るぞと言って半年苦しい中でも頑張ってきたので、ちょっと想像がつかない。子どもたちにどういった話をしてあげられるか、すごく悩んでいる」と述べました。

三重県高校野球連盟は26日に理事会を開き、三重県独自の大会の開催を含めて今後の対応を検討することにしています。

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