諫早市が第2弾経済対策 宿泊業など給付金新設、6月から

宮本市長に提言書を提出する(左から)田川議長、島田和憲副議長=諫早市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、諫早市の宮本明雄市長は20日、第2弾となる市独自の緊急経済対策を来月1日から実施する考えを示した。宿泊施設やタクシー、観光バスの各業界向け給付金新設などが柱。20日、追加経済対策を求める提言書を提出した田川伸隆市議会議長らに明らかにした。
 市議会は4月下旬、経済対策などを求める要望書と提言書を提出。市は今月2日から、事業者向け緊急経営支援給付金の申請を受け付けているが、市外居住の事業者が対象外で、3~5月の減収率(前年同期比50%以上)が厳しすぎると不満の声が上がっている。
 これを受け、市議会対策本部は19日の役員会議で、経済支援に絞った2回目の提言書を提出する方針を確認。提言書は▽同給付金の要件見直し▽プレミアム商品券の発行など官民共同の消費喚起策-など3項目。
 市は21日の市議会全員協議会で第2弾の経済対策の概要を説明。来週、正式に発表する。

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