AKB横山由依さん、マスクを京都府に寄付 「出身地を思う気持ちありがたい」

【資料写真】AKB48の横山由依さん。「京都やましろ観光大使」にも就いている

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててほしいと、人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーで、京都やましろ観光大使にも就任している横山由依さん(27)=京都府木津川市出身=から京都府へマスク2万5千枚が贈られた。配布先の山城地域の観光協会などからは「大切に使わせていただきます」と感謝の声が上がっている。

 府山城広域振興局によると、5月11日、横山さんから所属事務所を通じてマスク寄付の申し出があった。2015年に、山城・乙訓地域15市町村の観光をPRする府の「京都やましろ観光大使」に就任した縁という。

 マスクは同振興局へ15日、「一人一人が感染拡大防止に注意をして、山城地域の皆さまが1日でも早くいつもどおりの生活に戻れるよう、願っております」とのメッセージとともに届いた。同振興局は山城南保健所管内の病院4カ所に計2万枚、山城地域の観光協会や茶農家などに計5千枚を配った。京田辺市観光協会は19日にフェイスブックやツイッターで、八幡市観光協会は20日にホームページで「大切に使わせていただきます」と掲載。同振興局は「出身地を思う気持ちが伝わってきて、ありがたい」としている。

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