「次亜塩素酸水」無料配布始める 南島原市

次亜塩素酸水を持参した容器に注ぐ市民=南島原市役所

 長崎県南島原市は19日から、新型コロナウイルスの感染予防対策として、市民や事業所に「次亜塩素酸水(除菌水)」の無料配布を始めた。
 次亜塩素酸水は除菌効果が期待され、品薄が続くアルコール消毒液の代用品として、全国で配布を行う自治体が多いという。市健康づくり課によると、密閉し紙袋で包み、直射日光に当たらない涼しい場所で保管すれば、約1週間程度の効果が持続するという。
 市民1人500ミリリットル、1事業所2リットルまで。洗浄したペットボトルなどの容器を持参。期間は当面の間、市民は火・木曜日の午前10時~午後2時、8支所の市民窓口班で。事業所は水・金曜日の午前10時~午後2時、有家庁舎(有家町)横の公用車駐車場前でそれぞれ配布する(祝祭日を除く)。
 70代女性は「無料配布は助かる。訪問客の前後に、ドアや窓を拭きたい」と喜んでいた。担当者は「市民の不安解消、感染症予防につながれば」と話した。
 問い合わせは同課(電0957.73.6641)。

 


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