「持続化給付金」のオンライン申請支援 雲仙市商工会

商工会職員(左)に助けられながら、スマホで申請手続きする相談者。新型コロナ感染予防のため隣り合って座っている=雲仙市、小浜公会堂

 長崎県雲仙市商工会は、新型コロナウイルス対策で国が中小企業などに支給する「持続化給付金」のオンライン申請を支援するため、予約制窓口を設けて個別に対応している。市が会場を3カ所提供し、同商工会の職員が会員事業者のスマートフォンなどの画面を見ながら、入力項目を説明して手続きを進めている。
 同給付金はオンラインでしか申請ができず、パソコンやスマホに不慣れな年配の会員らから相談が相次いだため、15日から来月5日までの期間限定で窓口を設置。会場は小浜公会堂、国見農村環境改善センター、愛の夢未来センター(愛野町)。職員2人体制でマンツーマンで対応している。市の補助金を活用して担当職員の増員や期間延長も検討する。
 代理申請はできないため、職員はスマホなどに触れず「(確定申告書などに記載された)ここの部分を(スマホに)打ち込んで」などと助言。前日に買ったばかりのスマホを使って手続きした飲食店経営の女性(76)=小浜町=は「1人では無理なので、本当に助かった」とほっとした様子だった。
 据え置きパソコンを使う場合は、職員が事業所を訪問して対応する。問い合わせは同商工会(電0957.36.3911)。

© 株式会社長崎新聞社