【新型コロナ】東海大、困窮学生に30万円 学費減免、総額1億5千万円

東海大学

 東海大学(神奈川県平塚市)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大で経済的に困窮する学生に1人当たり30万円の応急奨学金を創設すると発表した。学生が納付する学費から減免する形で総額1億5千万円を支給する。

 同大の全国7キャンパスに通う学部生と大学院生計約2万7千人が対象で、6月から申請を受け付ける。新型コロナの影響で保護者らの収入が半減し、年500万円以下となった場合を対象とする。

 同大では5月からオンラインによる授業を再開し、インターネット環境の整備を目的に全学年に1人1万円を上限とする支援金を支給。学費の納付期限も5月末まで延長し、同大は「全国的に生活苦の学生が増えている。厳しい状況に配慮し、学生の修学を支援したい」と説明している。

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